住宅ローン控除 2

こんにちは、税理士の吉本です。
本当に早いもので今日は大晦日です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
穏やかに過ごす年末年始はいいものですね(^^)
さて、年内最後のテーマですが、前回に引き続き住宅ローン控除です。
今回は住宅ローンの契約時の注意点について紹介いたします。
住宅ローンを申し込む際にまず迷うポイントが、そのローンの組み方ではないでしょうか。一般的には、「夫単独名義のローン(妻は連帯保証人)」、「夫婦連帯債務ローン」、「夫婦それぞれ単独名義(いわゆるペアローン)」が考えられます。それぞれ、良い面もありますが注意点もありますので見ていきましょう。
・夫単独名義のローン
この場合、住宅ローン控除を受けられるのは夫のみです。仮に妻が連帯保証人になっていても、共働きで協力して返済していてもです。住宅ローン控除はあくまでもローンの契約者のみが適用できます。さらにいうと、ローンは夫単独名義だけど、登記上の所有者は夫婦共有というケースもあることでしょう。この場合、住宅ローン控除は夫の持ち分についてのみ適用となります。また、この場合には夫から妻への贈与の問題も出てきてしまいます。ローン契約者と住宅の所有者は同一人としておくのが安全でしょう。
(夫が単独所有者の場合)
年末ローン残高2,000万円 × 夫の持ち分100% × 1% = 20万円(ローン控除を受けられる金額)
(夫婦で各1/2所有の場合)
年末ローン残高2,000万円 × 夫の持ち分50% × 1% = 10万円(ローン控除を受けられる金額)
・夫婦連帯債務ローン
この場合、夫婦がそれぞれ住宅ローン控除を受けられます。登記上も共有で所有となっているケースがほとんどでしょう。共働きの家庭にはあっているローンの組み方ですね。しかし、それでも注意点はあります。
それは、夫婦どちらかが働けなくなった時です。もっとも多いのが妻が出産や育児で仕事をやめるケースでしょうか。当然、収入がなくなれば所得税を払っていませんので、住宅ローン控除を受ける余地はありません。その分、夫が頑張って働くのでしょうが、住宅ローン控除は夫の債務負担割合の分しか受けられません。住宅ローン控除は10年間受けられますので、少なくとも10年以内に仕事を辞める可能性がある場合には長く働く方の単独名義にしておくのが良いでしょう。受けられる税の恩恵は出来るだけ受けましょう(^^)
年末ローン残高2,000万円 × 夫の連帯債務割合50% × 1% = 10万円(ローン控除を受けられる金額)
年末ローン残高2,000万円 × 妻の連帯債務割合50% × 1% = 10万円(ローン控除を受けられる金額)
・夫婦それぞれ単独名義(ペアローン)
この場合は、シンプルです。上の夫単独名義の場合とほぼ同じ考え方で、妻単独名義のローンもあるという状態です。計算方法はシンプルでいいのですが、注意点もあります。夫婦連帯債務の場合と同様、一方が働けなくなった場合には控除も受けられなくなるということです。
二人合わせるとそれなりに高額なローン契約を組むことができるかもしれませんが、その分返済も大変です。慎重に考えて決めましょう。
以上のように住宅ローンの契約方法は3パターン考えられます。
住宅ローン控除を効率よく受けることを優先するのであれば、現状だけでなく10年先までのライフプランを考えて決めるのがいいですね。不安があるようであれば、事前に税理士にアドバイスを求めておくと安心ですね。
さて、次回は住宅ローン借り換え時の注意点を解説します。借り換えをして月々の負担を減らしたいとお考えの方は是非お読みください。
それでは、今年のブログ更新はこれで最後になります。
お読み頂いた皆さん、ありがとうございます。
来年も少しでも役に立つ情報を更新していきたいと思いますので宜しくお願いいたします。
それでは、よいお年を!!
税理士 吉本泰一
知り合いのお店で年越しそば(‘▽’)

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