令和時代の税理士

こんにちは、税理士の吉本です。
今日は近所のサイクリングロードを散歩してきました。桜がきれいです。

さて、令和になってから5日目です。
このさき当面は税理士を続けていくと思いますので、今後どういう税理士でありたいか書いてみようと思います。

税理士はハンコ屋さん?

先日、ある社長さんが「税理士はハンコ屋さん」と仰っていたのを聞きました。
税理士の仕事は書類にハンコを押すだけと思っているようでした(++)
たしかに、その会社は経理・決算・申告書作成までを自社で行い、税理士はハンコを押して提出するだけで高い報酬(月次顧問料、決算料、調査立会料など)を払っているみたいなので「税理士はハンコ屋さん」という認識になったようです。税理士に問題がありそうですね。
申告書も作成もしているなら税理士に頼まず自社で申告すればいいのですが、税務調査で税務署に難しいことを言われるのが怖い(※)とのことです。
それでも3年に一度必ず調査が入り、毎回追徴課税をとられているのではまったく意味ありません(泣)

この会社の場合、1.ちゃんとした税理士に頼む⇒2.税務調査がくる⇒3.ちゃんとしていることを税務署に見てもらう⇒4.定期的な税務調査がなくなる、とすることが十分可能です。税理士の本来の役割を知らないまま高い報酬や追徴税を払い続けるのであれば不幸なことです。税理士変更すると新しい税理士にまた一から色々説明するのが大変という声も聞きますが、ちゃんとした税理士であれば短期間で対応可能です。なので税理士変更は積極的に検討してもいいと思います。

※誤解のないように書きますが、やましいことがなければ税務署はまったく怖くありません。

税理士も人それぞれ

依頼者が税理士という職業に対してどのような印象を抱くかは自由です。誰に何をどこまで依頼するか決めるのも経営判断の一つだからです。
なので、税務調査だけ対応してくれたらそれでOKというのも自由です。
税理士側も税務調査のみ依頼を受ける、決算のみ依頼を受ける、ということはありえますし、依頼業務が明確なケースもあるでしょう。
ただし、月次決算、申告書・決算書作成なども含む一般的な顧問契約がある状況で、依頼者に「税理士はハンコ屋さん」という認識を持たせるような対応は望ましくありません。税理士も人それぞれ、事務所もそれぞれなので、それをOKとするスタンスを否定はしませんが。。。
同じ税理士として残念ではあります(**)

AIの進化

AIやロボット等の進化により、税理士もそのうち無くなるであろう職業に入っているようです。
たしかに単純な入力作業や税額計算はAIに取って代わられる日が来るのかもしれません(実際に入力スタッフの仕事はどんどん減っています。)。
ただ、個人的にはそういう状況はむしろ歓迎です。税務相談や経営相談などに集中できるようになりますし、それが本来の税理士業務と思います。AIのことはよく知りませんので、詳しい方に言わせれば税務相談や経営相談だってAIがやると言うのかもしれません。たしかにそうかもしれません。あとは依頼者がAIに相談するのか人間に相談するのか選択すればいいだけのことです。
また、最近は便利ツールも多数あり、以前と比べてお客様とのコミュニケーションが格段にやりやすくなりました。
主に、メール、LINE、chatwork、skype、googleドライブ等を使用しており、クラウド会計上の掲示板でのやり取りも重宝しています。どれも便利ではありますが、現時点で「会って話す」以上に優れているものはありません。今後もきっと出てこないと思います。
通常時の連絡などは便利なツールを使えばお互いに効率よくできますが、開業相談や経営相談などの重要なポイントではこの「会って話す」が大切だと思います。結局は人と人のつながりであることを忘れてはいけないのだと思います。そういう訳で弊所では私がお会いしたことのない方からの電話相談、メール相談は一切お受けしていません。どんなに些細な相談でもまずは会って話をさせてもらうようにしています。

まとめ

令和時代の税理士、なんて偉そうにタイトルを書いてはみたものの、結局は私自身がどうありたいかを書いただけでした(笑)
整理するとこんな感じです。
「時代の変化を受け入れて新しいものには積極的にチャレンジする一方で、お客様とのつながりを何より大切にする税理士でありたい」
ずいぶん長くなってしまったのですが、まだ書ききれないこともたくさんあります。それでも記事を書こうと思って色々メモしているうちに自分の頭の中も随分整理されました。時々こういうことを考えるのも大切ですね。

税理士 吉本泰一

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