税金を払う提案をする税理士をどう思うか

こんばんは、税理士の吉本です。
今年もようやく暑さが少し落ち着いてきました。札幌も真夏日が17日もあったようです。
明日からは過ごしやすくなるようで安心です。

さて、最近あるところで、「税金を払う提案をするのはダメな税理士だ」という話を聞きました。
好き好んで税金を払いたいという人もいないでしょうから、これはわりと多くの共感を得るのかもしれません。
ただ、個人的には、「税金を払う提案をするのは良い税理士である確率が高い」と思っています。
そもそも自分以外の税理士を良いとかダメとか考えること自体ないのですが、それはこの際置いといて・・・

明らかに無駄な税金をあえて払わせようとする税理士はおそらくいません。メリットがないからです。訴えられるリスクすらあります。
それでも税金を払う提案をするのは、その税金が無駄ではないと判断したからだと思います。
相談者の事情をよく考え、その人にとってどうしたら良いかを検討したうえでの提案である可能性が高いのではないでしょうか。
そういう意味で「税金を払う提案をするのはダメな税理士だ」というのは違っているのです。

税金にも色々あります。その多くに共通して言えることは、何かの行為によって税負担が生じる、ということです。
儲けた、売った、買った、もらった、相続した、作った等、様々な行為によって税負担は生じます。
そして本来の目的はその行為そのものであって税金を払うことではありません。
目的は果たしたいけど税金が高いから諦める人もいれば、いくら税金を払ってでもその目的を果たしたい人もいるでしょう。
一つの目的を果たすために税金を払う方法と払わない方法を選べるケースもありますが、あえて税金を払う方法を選ぶ人もいます。
これは個々の状況や考え方にもよりますので正解のあるものではありません。

問題はその行為の主体になる人が何を一番大切にしているのか、税理士がそれをどこまで理解しているのか、ということです。
自信をもって税金を払う提案ができるのは税理士にとって不可欠な能力です。

税理士 吉本泰一

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